こんにちは。
クロス(@cloth_x_blog)です。

先日紹介した「アクロボール」を含む低粘度油性ボールペンは滑らかで書きやすいことが特徴ですが、経年劣化や湿度などによって裏抜けしてしまいます。

インターネット上ではほぼ日手帳やジブン手帳(biz除く)に使用されているトモエリバーという紙と低粘度油性ボールペンの組み合わせで裏抜けすると報告されていますが、その他の紙でも裏抜けが確認できたのでご紹介します。

原因は何なのか?

三菱鉛筆さんのサイトによりますと、以下の場合に裏抜けしやすくなるそうです。

  • 気温と湿度が高い場合
  • 紙が薄い場合
  • ゆっくりと筆記する場合
  • 描線を重ねる場合
出典:https://www.mpuni.co.jp/

「気温と湿度が高い場合」というのが数か月後に裏抜けしてくる原因で一番関係がありそうです。

夏に蒸し暑くなる日本では避けることができない問題です。

蒸し暑くならない地域や、保存方法を工夫する場合は紙を選んだり、書き方を工夫することで裏抜けする可能性は低くできそうです。

トモエリバー以外も裏抜けする

経年劣化で裏抜けするので有名なのはトモエリバーですが、両面印刷しても裏が透けないコピー用紙でも裏抜けしました。(画像〇印のあたり)
数年前にアクロボール(PILOT 0.5mm)で書いた文字です。

文字全体が裏抜けするというより、書き始めや書き終わり、カーブになっているところの一部が裏抜けしています。
先程ご紹介した裏抜けしやすくなる理由のうち、気温や湿度だけでなく「ゆっくりと筆記する場合」という条件も関係がありそうです。

トモエリバーの裏抜けの写真も撮りたかったのですが、トモエリバーが手元に残っておらず写真が撮れていません。

クロス×低粘度油性ボールペンの裏抜け

どんな紙を使っても、どんなペンを使ってもが、保存状態などによって裏抜けするときは裏抜けしてしまいます。

裏抜けすると困る場合は、保存環境を整え、万が一裏抜けしても影響がないように裏面には何も書かないのが良いのではないかと思います。

どんな紙でもどんなペンでも裏抜けするときは裏抜けするので「気にしない」ことも大切ですね。